人生の分岐点で考えることブログ

業績不振→退職勧奨→転職という道を歩いたアラフォー男のブログです。

労働力は搾取され続けるのか?

【雇われるという生き方って】

 

ある特定の業界で長年キャリアを積んできても、

いざ転職となれば、その業界ですら買い叩かれる。

 

 

今回の転職活動において、

これまでの人脈の中から、ありがたい事に

 

「一緒にやらないか?」とお声をかけてくれた方が数名いる。

 

新たに事業部を立ち上げたいので力を貸してほしい、という方。

 

新たに支店を出したいので、是非一緒にやってほしい、という方。

 

あぁ、これまでやってきた事を見てくれている人もいるんだな、と思った。

 

決まってこう聞いてくる。

 

「希望条件はどのくらい?」

 

同業だもん、やる事もこれまで培ってきた事の延長線上。

年収ガタ落ち&不本意の宿替&将来のビジョンが見えない、

そんな状態で請けたくないから正直に言う。

 

 

凡そ態度が変わる。

 

 

「一緒にって言ってくれるのはありがたいけど、本気なの?」

「もちろんっす!」

 

・・・いや、あなた個人の本気かどうかという事ではなくて、

あなたの会社として本気なのか・・・?という事。

 

ここを履き違えられるとエライ目にあうのはこちらである。

 

 

「君の為を思って紹介する!トップシークレット案件だよ!」

 

「社長側近!!幹部候補とかじゃなくてもう幹部!」

 

というご紹介もあった。

 

思い出してくれただけでもありがたい。

 

が、勤務内容、処遇等については判らないという。

 

おまけに、その手の人的関係からなる紹介というのは、

紹介者の顔を潰せないので、面接に行きます=入ります、という構図。

 

入ったら入ったで、たとえどんなに奴隷のような扱いを受けようとも

我慢してやり続けないといけないという、出口の見えない闇に身を置く可能性も、

この手の話には危険が伴う。

 

なかなか思うようにならないのが雇われの身としての生き方。

色々保護されている事は判るけど、今いる会社のように

もう会社自体が危うくなってしまう事もあると思えば、

その保護が果たしてイイのかどうかすら、疑わしく感じてしまう。

 

 

 

【結局雇う側が強いのか】

 

現在の会社に入る時もそうだったけど、

これまでの人脈関係を頼って転職する場合、

大事な部分がうやむやにされてしまうケースが多い。

 

 

お互い、人となりは判っている状態なので、

「一緒にやろーぜ!」的な盛り上がりはかなり共有できるけど、

条件の話になれば、コロッと手のひらを返したように接してくるヤツが多い。

・・・一般論ではないけれど、僕の周りにはそういう人が多い。

 

 

結局、雇う側が条件を出してくる。

 

 

こちらから色々手を考えて案を出したところで、

ちゃんと見てくれているのか、読んでくれているのか、

さっぱり判らんような回答が来る。

 

 

結果、雇う側の言いなり。

 

 

あぁ、時間の無駄だったかな。

 

 

こうやって労働力は搾取され続けるんだろうな。

 

 

ほとほとイヤになってきた。

 

 

どうせ搾取されるなら、全く知らない業界の方が

収入が下がってもまだ納得できる。

 

 

さぁ、後が無くなってきたぞ。

 

 

どーする、俺?