人生の分岐点で考えることブログ

業績不振→退職勧奨→転職という道を歩いたアラフォー男のブログです。

過去との訣別。 ~アラフォー男の転職日記~

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【人脈は財産でもあり麻薬でもある】

 

これまでの社会人経験で、

お仕事を共にさせて戴いた方々が

 

「ウチで一緒にやろう!」

「力を貸して下さい!」

 

と、申し出てくれた話は前に書いた。

 

あろう事か、前職の会社からも

 

「戻っておいでよ」

 

とのお声掛けも頂けた。

 

本当にありがたいと思っている。

 

 

今日、このうち2社にそれぞれ辞退の連絡を入れた。

 

あと1社あるのだけれど、この方については

直接出向いてご尊顔を仰ぎつつ、御礼と辞意を述べようと思い、

電話を入れて約束を取り付けた。

 

 

僕は過去と訣別する決心をした。

 

 

どこまで行っても、社会人生活の最大の財産は

人脈形成にあると僕は思う。

 

金八先生じゃないけれど

人はやはり『生かされている』訳であって、

自分1人でできることなんかたかが知れている。

 

苦楽を共にし、同じ釜の飯を食い、時には怒鳴り合いもしたりしながら

時間を共有してきた人たちが居るというのは

本当に恵まれている事だと、心の底から思う。

 

 

でも、転職ってある意味人生を左右する。

 

 

そんな時、これらの仲間に依存して

自分の将来を決定してしまう事は、もはやお互いにとって

 

「罪」

 

だと思うわけである。

 

 

何か判らないけど、

心の中でフィルタリングが働いて、

物事を正しく観る事ができなかったり、

言いたい事を我慢したり。

 

 

相手を慮っての行動も、

本当にそれがお互いの為になるのかという判断に揺れるシーンが

僕らには多分にあると思う。

 

 

その時、これらのフィルタリングが邪魔をして、

特にずっと付き合いのある相手だと、余計に悪い方に作用して

お互いが不幸になるケースを、僕は過去に身をもって経験をした。

 

 

苦しいから頼りたい。

 

誰かに依存していたい。

 

 

そう思う事は決して不自然ではないと思うけど、

やっぱり自分の人生に無責任だと思う。

 

 

知らない相手だったら、

知らない相手だからこそドライになれる部分がある。

 

この時の判断は、その時点では

鬼だとか悪魔だとか、薄情者だとか思われる事もあるけれど、

総体的にみれば決してドライで非情な訳ではなく、

むしろ正しい思うわけである。

 

 

訣別なんて、大仰なことを述べてはいるけど、

お互い元気にさえしていれば、またいつか、

どこかで会える日が訪れることだってきっとある。

 

 

こちらが義理を欠かさぬ限り、

関係が切れる事も無いと思う。

 

 

もちろん、離れていく人もいるだろう。

 

でもそれも悪い事ではない。

 

何か意味があって離れて行くのだと思う。

 

 

人脈は、やっぱり宝物で一番の財産だと思う。

 

でも、時として麻薬になる。

 

関係を長く続けたいと思うなら、

敢えて距離を取る事も必要なのだろう。

 

 

「親しき仲にも礼儀あり」

 

・・・ちょっと違うかな

 

 

 

いずれにせよ、これから先は

自分の足で、目で、耳で

 

五感をフルに使って、納得できる転職活動を進めようと思う。

 

 

僕は過去と訣別する決心をした。