人生の分岐点で考えることブログ

業績不振→退職勧奨→転職という道を歩いたアラフォー男のブログです。

転職活動実践録 【其の六 初の内定GET!】

【ゴォォォォォ~~ルゥ~~~】

 

 

先週は実に動きのある一週間だった。

 

初の内定が出た!

 

地場で評判のハウスメーカーさん。

独自の路線を脇目も振らずに突っ走り、

イケイケの雰囲気に包まれているのが良く判る。

 

WEBから申し込んで2日後に、採用ご担当者様からお電話。

 

「応募ありがとうございます。書類を送ってください」

 

ヨッシャキタ!

そそくさと準備し、その足で郵便局へ。

 

到着後、これまた恐らく2日後でしょうけど、

改めてお電話を頂いた。

 

「書類のご送付、ありがとうございました。

つきましては、面接にお越し頂きたいのですが・・・・」

 

「アラフォー男さんは、まだ在職中でいらっしゃいますよね?」

 

 

いえいえ、有給消化中のプータローですよ。

せめて主夫くらいすればいいのに、家ではこうやってPCとにらめっこ。

 

 

「いいえ!いつでも結構です!!」

かなり力強く返事した。

 

「・・あっ、では急ですが、明後日の10時などいかがでしょう?」

 

「はい!お伺い致します!!」

 

かくして6社目の面接に辿り着く事ができた。

 

 

【大変な仕事なんだろな】

 

注文住宅の受注棟数が年間100件あるそうで、

月の問い合わせも2~30件、数か月前には

1ヶ月で15棟の受注があったらしい。

 

財閥系とか有名ハウスメーカーじゃありません。

全社員で50名くらいの会社さん。

営業マンはそのうち12~13名なんだとか。

 

 

これって大変な数字なんだと思う。

人生で最も大きなお買いものでしょ?

 

 

積極的な広告展開もせず、

この人員数でそれだけ取ってくるって

凄いと思う。

 

 

別に大手ではありません。

TVのCMも出してません。

 

 

ほぼ、口コミや紹介、資料請求でお客様が集まるとのこと。

 

 

自社で独自にモデルルームを構え、

いわゆる「総合展示場」のようなとこには絶対出さないとのこと。

 

 

・・・すごい自信だ。

 

 

「余所には絶対に負けないモノを持ってます。」

 

 

面接を担当頂いたのは専務さん。

 

「営業力で売るような事は絶対にしません。」

「うちは商品の独自性で、よその会社さんとは決定的に差別化しています。」

 

 

 

・・・どことは書けないのがもどかしいけど

まぁ仰っている事はズバリその通り。

 

 

大手さんの物件って、言い方は悪いけど、

どれを見ても同じ建物にしか見えなくて、

つまんねーなーって思う事が沢山あって。

 

 

でも、家って人が生きる上でとっても大事なものでしょう?

 

 

人が生きるって、皆と同じって事は絶対に無いでしょう?

 

 

でも、コチラの企業さんは本当に商品で差別化できるだけの

企画力・設計力と技術力を誇っていらっしゃる。

 

 

専務はもちろん、受付のお姉さん、

電話を下さった人事の方、何人かお見受けしたけど

営業マン、そして何より、面接中に打ち合わせに来られた

今から家を建てようとしているご家族。

 

 

みーんなみんな、とってもイイ顔&イイ声してました

(※人事の方は会ってないから判らないけど、応対は丁寧、声も張りがありました)

 

 

目も輝いていた。

そして何より、表情が良かった。

 

 

あぁ、上昇気流にノッテる会社にいると、

こんな感じだよな。

 

 

自分が昔勤めていた会社の、一番良かったころ、

みんなこんな感じだったな。

 

 

そんな事を思い出し、元気な会社ってやっぱり良いな~と思いつつ

面接もかれこれ1時間が経過した。

 

 

 

「うん、うちはいつでもイイよ。」

「11月上旬になったらで構わないから、どーするか連絡頂戴!!」

 

 

 

面接1発で内定が出た・・・・

 

 

すこーし、胸のつかえが取れた。

 

行く行かないはその時点では決断していなかったけど、

とにもかくにも内定を得た事で、鞘を見つけた刀のような気分がした。

 

 

【せっかくですけど、ゴメンナサイ・・・】

 

 

お前はアホか!?

 

との誹りは免れ得ないかもだけど、

結論、こちらも辞退致しました。

 

 

売り続けなければ下がる給与体系。

 

恐らく、休みがめっちゃ少ないだろう。

不動産や車の営業って、「契約が水に流れる」という迷信から

水曜日が休みのところって多いでしょ?

 

この企業さんもご多分にもれず、水曜日はお休みとのこと。

 

土日はもちろん、夜も遅いですよと

正直にお話頂きました。

 

 

いや、仕事としては十分に魅力を感じます。

 

家族の一生を左右する「家」というモノを扱う商売。

徹底的に、とことんやろうと思えばとことんまで出来る仕事。

 

・・・家族の顔が浮かびました。

 

・・・嫁さんと息子の顔が頭から離れませんでした。

 

 

住宅営業の経験は無いけど、

建築系の、特に内装・設備系の知識はある程度持ってます。

 

宅建も、資格は無いけど勉強はしてました。

 

税金やローンなど、住宅取得にかかるお金の事は

よーく勉強しないといけませんね、と専務が仰ってました。

もちろん、そうでしょうね。必要でしょうから苦じゃないです。

 

 

でも、辞退しました。

 

 

働くという事以外に求めるものが

充足できない気がしたから。

 

息子とは最近、将棋だのキャッチボールだのと

何かと一緒に遊ぶ事が増えた。

 

以前は彼がまだ小さすぎて、

この辺の遊びがまだ出来なかった事もあるけれど、

それ以上に仕事が忙しすぎて、彼との時間が

ほとんど取れない日々をずーっと送ってきた。

 

1歳~2歳の頃なんて、

寝顔しか見た事無かった。

 

家に帰れば寝てる。

朝起きて、仕事に行く時も寝てる。

 

たまの休みに家でゴロゴロしていると、

「オトーサン、今日は泊っていくの?」なんて言われた事もあるし、

珍しく朝起きてきて、お見送りしてくれる時は

「オトーサンまた遊びに来てね」なんて事も。

 

嫁さんからも

「我が家は母子家庭」なんて事を言われた事もある。

 

そんな過去と同じ事は、もうしたくないのである。

 

恐らく、凝り性の性格もあり

こちらの企業さんに行ってしまえば、寝食を忘れて

仕事してしまいそうな気がする。

 

 

何カ月も休んでないなんて事にもなりかねない。

しかも当の本人はその事にも気づかぬまま。

 

 

もっと家族との時間が取れる仕事に就きたいのである。

 

今回の転職は、我儘かもしれないけど

そういった願いも叶えようと、心の中で決めていた。

 

だから辞退した。

 

 

・・・・・この決断が間違ってなかったと言えるように

頑張っていくしかあるまい。