人生の分岐点で考えることブログ

業績不振→退職勧奨→転職という道を歩いたアラフォー男のブログです。

僕が知らないだけだった ~アラフォー男の転職日記~

【1人目の意外な仲間】

 

昨日、高校時代の友人2名と会った。

各々別々の時間で、別々のタイミングで。

 

 

1人は昼間、彼が仕事中に彼のオフィスを訪ねた。

コーヒー飲みたくて行った訳じゃない。

(実際、お茶もコーヒーも出てこなかったし・・・)

 

 

ちゃんと用事があってお邪魔した。

今回の訪問のアポイントを取り付ける際に、

会社を辞めてしまっている事だけ伝えていた。

 

 

「久しぶり!会社辞めて、今は何やってんの!?」

と、顔を見るなり聞いてきた。

 

「無職だよ!」とニコニコ笑って答えた。

 

「・・・いや、あんた無職って・・・」

 

どう言っていいか判らないような、困ったような笑みを浮かべて

その友人は言った。

 

 

今回の経緯、次が決まっている事、転職活動中の事などを

かいつまんで話していくと、

 

 

「それ、昔のオレと同じだ!」

 

 

聞けば、彼も現職に就く前、

勤めていた会社がヤバかったらしく、

彼の場合は自分から申し出て辞めたとのこと。

 

聞けばホントにブラックだった。

残業時間がどうとか、そんな話ではない。

その会社の経営者は、人を雇ってはいけないレベルの人だと感じた。

要は、扱いがひどすぎる会社に居たようだ。

 

 

その後、半年くらい派遣で食いつないだと彼が言った。

物凄く意外だった。

 

いつもバリバリ働いているところしか知らなかったので

彼にそんな過去があったなんて。

 

 

「で、今度行く会社ってどんな事するの?」

 

と聞かれて、これまたかいつまんで話をした。

 

「うちに来れば良かったじゃん!?今、メッチャ求人出してるよ!」

 

・・・えぇ。知ってますよ。

君の会社が出してる求人広告は見ましたよ。

でも、応募しなかった。

 

別にそこがイヤとかそういう事じゃなくて、

彼の会社の業務内容に取り組むイメージが

どうしても持てなかったのが理由。

 

 

・・・とまでは彼には言わなかったけど。

 

彼が仕事中なので、あまり長居するつもりは無かったけれど、

彼もカレで、現在どうしようかと迷っているようで、

図らずもその話をしばらく聞く事になり、思いのほか時間が経過した。

 

・・・あぁ、こんな身近に同じような経験している友が居たんだ。

 

 

【2人目の同志】

 

1人目の仲間との再会後、

2人目の友人と会った。

 

こちらは酒を酌み交わしつつの会合。

 

もっともこれにはちゃんとお題目があって、

先日出走したマラソン大会にその彼も出ていたので、

2人で打ち上げしようという事での会合。

 

お互い家が近所なので、歩いて帰れる距離のところで、

最近オープンして話題になっている店を彼が予約してくれていた。

 

彼にはマラソン大会前に、現在の境遇を話していた。

ただ、次の仕事が決まった事は報告していなかったので

改めてその話もした。

 

大会前、休みの日に2人で一緒にランニングをした。

 

その時に自分の置かれている状況について話すと、

意外な事に彼もまた、こう言った。

 

 

「それ、昔のオレと同じだ!」

 

 

聞けば、彼も以前勤めていた会社が経営難となり、

雇い止めの通知を受けて職を辞し、現職に再就職したとのことだった。

 

社長からどういう扱いを受けていたか。

 

前述の1人目の彼、そして俺とこの2人目の友。

枝葉はそれぞれ違うけど、本質的には同じだった。

 

みんな、居た会社がひどい&経営がヤバくなり

不測の事態的に辞めざるを得ない状況であったという事。

 

3人とも、辞める前の会社での状況を聞いたら

とてもじゃないけど経営者がマトモじゃない会社に居たという事。

この点は本当に嘘みたいだけど共通している。

 

 

【身近なところに仲間は居るものだ】

 

今回、自分がこういう境遇になり、

偶々連絡を取り合っていた友人が、

ホントに偶然なんだろうけど、今の僕と同じ経験を

過去に積んでいた事は驚きだった。

 

高校卒業後、この2人の友人と連絡を取り合うようになったのは

実はホントにこの数年の間で、それも何カ月かに1~2回程度、

Facebookでやり取りをするくらいの間柄だった。

 

お互いの過去をあまり知らないでいたが故、

余計に驚きは大きかった。

 

わざわざ聞きもしなかったし、

わざわざ話す事もしなかった。

 

でも、現実としてこんな身近なところで

同じような経験を積んでいる人が居た。

 

苦しい時、声をあげてみるって

実は大切なのかもしれない。

 

経験に基づいて知恵を分け与えてくれる友が

知らないだけで意外と近くに居る事もあるものだ。

 

僕が知らないだけだった。