転職活動実践録 【其の弐 面接2社目】
【条件合わなさすぎ!】
・・・キャリアチェンジになる仕事だし、
業界・業種的に未経験なところだったけど、
書類選考を通過し、
面接、やりましょ?
という、まぁ物好きな会社さんもいらっしゃる訳で(笑)
コチラとしては有難い限りだけど。
創業20年くらいかな?
コンサル業が主軸で、人材教育・情報通信サービスなど
幅広く事業展開されている企業様との面接にお伺いした。
ご本社は大阪だが、
面接は私が住む街の拠点で行います、との事で
わざわざ来てもらって申し訳ないな~~と思いつつ、
中心街の家賃高めなビルにあるその拠点へと赴いた。
社員さんの年齢構成が若い事もあってか、
間仕切を抜けてくる声は非常に活気にあふれた模様。
無人受付にて来訪趣旨を伝える。
「アラフォー男さま、お待ち申しあげておりました」
うーん、教育が行き届いていらっしゃる。
その声の主である若いおねーさんに促され、
窓側にある10人掛けの会議室へと通される。
12階建くらいのビルの最上階にその事務所はあり、
窓から見える景色は抜群によろしい。
「準備致しますので少々お待ち下さい」とのセリフの後、
おもむろに50インチくらいのモニタをON。
机の上にはポリコム。
・・・あっ、TV会議式面接??
そうだよね。
いちいち大阪から出てこないって(笑)
若干拍子抜けしつつ、いざ面接開始。
【いちいち気になる間と返事】
TVの向こうの大阪本社会議室。
20人くらいは座れるだろうと思しきそこには、
人事部長さんが1人ポツンとお座りになられている。
「あっ、今日はわざわざお越しいただいてありがとうございます」
と、社交辞令的ごあいさつ。
いえいえ、そちらには行ってませんから・・・
別にわざわざでもなんでも無くて・・・と思いつつも
「こちらこそ、お時間頂きありがとうございます」なんて、
歯の浮きそうなセリフを述べてみる。
約40分くらいだったかな。
モニタの向こうの人事部長さんと諸々話をする。
質問されて、答えるたびに
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ほぅ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふ~ん・・・」
その「・・・・・」は何ですか?
いちいち気になる。
質問が漠としていると、答えも抽象的になる。
早い話、噛み合わない。
諸々話したのち、なんだかフンワリした感じで面接を終えた。
ダメだろな、こりゃ。
自分が面接官だったと仮定したら、
今日のケースは不採用。
諦め素早く、次さがそ~なんて思っていたら、
その日のうちに転職サービスのエージェントから電話が。
「アラフォー男さん、先方さんが次回面接に進みたいと仰ってます」
・・・・・・・は?
あの会話で何を掴んだのか理解できず、途方に暮れていると
「ただ、希望年収をお聞きになられています。
先方の想定は●○●万からのスタートですが・・・・」
そのエージェントの方とお話した時、
抽出条件として設定した最低希望額を遥かに下回る提示。
いや、独身だったら検討してます。
私には妻と子が居ます。
家族3人の生活と未来を考えた時、その条件は呑めません。
いくら業界&業種未経験だったとしても、現職に入った時のような
想定外の年収ダウンはこれ以上味わいたくありません。
・・・・自分の身の丈をわきまえたら?
と、頭の中で違う自分がささやきつつも、
本音を言えば、条件をそこまで下げて、未経験でもトライしたい仕事では無い。
丁重にお断り申し上げました。
やっぱ、買い叩かれるよな~・・・・
ってか、そんな条件でバシバシ人を雇ったところで、
この国の経済は一向に浮揚しないのでは?と思う次第。
会社が儲かって国に税金が入ってくれば
一般消費者の購買行動はどうでもいいという事なのか?
そんなとこまで考えてしまう。
勤め人って、どこまでいっても労働力を搾取され続けるんだなぁなんて、
この頃からハッキリと考えるようになってきた。
夢が描けない。