人生の分岐点で考えることブログ

業績不振→退職勧奨→転職という道を歩いたアラフォー男のブログです。

転職活動実践録 【其の四の弐 すごく丁寧に避けられた?】

【相手はずーっと上手でした】

 

前回、コチラの記事で書いた企業さん。

 

arou-nd-40.hateblo.jp

 

あろう事か、2回目の面接の機会を頂いたのである。

 

・・・・シンジラレナイ。

 

 

もう、絶対会えないだろうな~

この扉、2度と押す事ないんだろうな~

 

 

そう思っていたから余計驚き。

 

とにもかくにも、日時について問い合わせがあったので

返答し再びお伺いする事になった。

 

 

前回、一度お邪魔しているので

場所はすぐ判る。そう、周りに何もない埋め立て地の湾岸エリア。

 

 

何もないといえば語弊があるな。

無くは無い。ラーメン屋が一軒、物流関連企業さんの

倉庫だったり物流センター的な建物だったりが並ぶ。

そして、コンビニ2件とラブホが1件。

 

あ、帰れなくなったときはこのラブホに泊ればいいのか。

 

そんな事を思いながらいざ事務所へ。

 

 

前回同様、応接へ通されしばし待つ。

どんな話されるのかなぁ・・・多少の期待感が

前回訪問時より胸を躍らせる。

 

 

 

 

【これっていわゆる“ホメ殺し”?】

 

前回面接時はEXILE風オサレヤ●キー的なお兄さん。

 

今回は白髪で短髪、ちょっとソフトな感じのオジサマが

面接を担当頂いた。

 

 

「なんでウチに応募したの?」

「オーナー企業の勤務って経験ある?」

 

本当にざっくばらんに、いろんな話をして頂いた。

 

 

 

結論言うと、来るなとは一言も言わないけど

余所を探せと、暗に含んだ回答だった、と認識した。

 

はい、ホント気味悪いくらい“ホメる“んです、この方。

 

「チャンとした学校出たんだね。」

 

「履歴書もきれいな字で、キチンと書いてある。

今ね、もうこんな事言うとなんだけど、書く事もキチンと書かず、

顔写真も貼ってないとか、印鑑捺すとこがある書式なのに

捺してないとか、もうそんなのいっぱいあるよ!」

 

「こうやって話していても、キチンと話ができる方だね」

 

 

ね?

気味悪いでしょ・・・?

 

 

しかしトドメの一言が放たれる。

 

「だからこそ、うちにはもったいないと思うんだよね」

「他でもっといいところ、あなたにはあるはずだよ?」

「俺がいうのもなんだけど・・・いや、こんな事言ってイイのかとも思うけど」

 

 

 

・・・・うぅどう受け止めたらいいんでしょ?

 

 

 

しかも、この言葉を発する時の表情は

ニヒルでもなんでもなく、すごく真っすぐにこちらを見つめて

放たれる言葉の温度も、ちゃんと言ってます的な感じで

伝わってくる。

 

 

つまり、来るなって事か?

 

 

希望する条件と先方の提示条件があってないのは

前回記事でも書いたとおり。

 

その件も、今回の面接ご担当者さんがそう話している理由だったらしい。

 

「多分、というか間違いなく、ご希望には沿えないと思う」

「一応、社長と会長には話してみるよ。また返事するね」

 

 

・・・・もうすぐ2週間が経過しますが

連絡はありません。ってか、無いという事はそういう事だよね。

 

 

今回の転職活動では、書類選考だけで

すでに30社近く落選していて、その返事って

メールでポイっと「今回は見送ります」的な言葉が

至極簡単に並べられて終わり。

 

いたって無味乾燥。

 

心が一瞬ズキリと痛む。

 

が、今回はズキリと痛いのは痛いけど、

なんだろ、褒められて持ちあげられて

一気に谷底に落とされる、みたいな感じ?

 

 

でも対応は徹頭徹尾、ご丁寧で真摯なのである。

 

メールでのサクッとした「来なくていいよ」的な回答と、

 

すごく濃厚で芳醇な「あっち行け」的回答。

しかも凄く丁寧。

 

 

うーん、どっちが良いかよく判らん。

結論、どっちも胸が痛いんだけど(笑)

 

 

まぁ恐らくだけど、

今回ご縁が無かったとしても、巡り巡ってお互いに

お客様になるケースがあるから、という事での

これだけのご丁寧なご対応だったのかな、と

半ば強制的にシャットダウンさせる為に

自分を納得させる為にそんな理由を思いついたりしてみる。

 

 

相手は遥かに上手だった、のである。

 

さっ、前見て次へ行きましょう!