派遣バイトの過酷さを知る ～働くということ～
【こりゃ大変だ】
先日、派遣会社に登録してバイトが決まった話を書いた。
その記事はこちら↓↓↓
早速、昨日だけど行ってきた。
朝から昼過ぎまで1件、夕方から深夜まで1件の
都合2件掛け持ち。
久々に肉体労働をしたせいか、
今日はあちこち痛い。
で、感じた事。
結論、「こりゃ大変だ」･･･だった。
何が大変か？
アラフォーの男が日頃やり慣れないガテンな仕事や、
6時間以上立ちっ放しの仕事をするからキツイ･･･
そりゃ当り前で、いやそんな事じゃなくて。
今、世の中には40代以上の方で非正規雇用で働く人が多いって
そんなニュースはよくあるでしょ？
これ、ホントに大変だと思った。
派遣先から斡旋される仕事は、案件数は膨大にあったとしても
これが収入の柱になるって、とても大変だと痛感した。
昨日は都合、11時間ちょっと働いた計算になる。
明細とかまだ見てないけど、
ザザッと計算すると、恐らく日銭で8,000円くらいかな。
仮にだけど、自分がこの状況で生活して行くとして、
週に1日だけ休んだとしたら31-5=26日勤務。
26日x8,000円＝208,000円
ココから生活費出して、年金やら保険やら払って、
諸経費諸々かかるでしょ？特に、派遣でお仕事する場合
手放せないのは携帯。メールでお仕事情報来るし。
スマホ代も結構するよね。
あと、お仕事先までの交通費も払わなきゃだし、
税金だって払わなきゃいけない。
病気でもすれば病院に行かなきゃならない。
もちろん、その間はお仕事が出来ないので
収入は減るわ、手出しは増えるわで踏んだり蹴ったり。
大変だ、という事になる。
これまでずっと働いてきた。
正社員として働けていたありがたみが良く判った。
それはそれで色々大変な事もあるけれど、
現実問題、家族3人暮らす事は何とかなってきた。
でも、昨日の現実が自分の日常になるとしたら、
ちょっと未来なんか想像できないし、
未来どころかその月、その週、もっと言えばその日ですら
どうやり過ごすかという事で、頭の中は一杯になりそうな気がした。
わずか1日の派遣ワーク体験でこのイメージ。
今まで、自分と同世代もしくは上の世代の人たちが
非正規雇用で働いてるというニュースを見ても、
どこか他人事のように感じる部分があったけど、
身をもって経験する事で、その大変さが少し理解できた。
【普段どういう生活してるの？】
昨日のお仕事では、自分より若い人が
圧倒的に多かったけど（あぁ自分もそこそこ歳だと痛感した(^^;))
多分、自分と歳が近しいと感じる方も何人かいらっしゃった。
でも、見た目は若く見える。
偶々なんだろうけど、多分独身なんだろうな。
かなり自由な感じだったし、
結婚して、子供が居てっていう人とは違う雰囲気。
将来とか、どんな風に考えているのかな。
「こうなりたい」「こういう生活をしていたい」という
「なりたい自分」
としてのイメージはお持ちなんだろうと思う。
さすがに初対面の人にはそんな事を聞ける訳もなく、
ましてやこちらは駆け出しペーペーのアラフォー親父。
「何をエラそうに言ってんだオメーは！？」と
怒らせてしまうに決まってる。
へたすりゃ暴力沙汰だわ。
こんな事僕が考えるのも、
相手にとっては「大きなお世話」なのかもしれない。
でも、自分の身に置き換えた時、
なんだか他人事のようには思えない。
かといって、何かできる事があるかと言えばそれも無い。
時の政府は「一億総活躍社会」とか訳のわからん事を
ノタマッテいらっしゃるけど、何をどうしたいのかも
さっぱり判らないところ、昨日の現実を見て
さらに訳が判らなくなった。
そんなことより、職を求める多くの人が
もっと安心して安定的に暮らせる仕組みを作る事の方が
オリンピックやったり一億総活躍とか良く判らないキャッチフレーズを言うより
よっぽど先にやらなきゃいけない事なんじゃないかと、
何だかそんなとこまで飛躍して考えてしまった。
中には、色々縛られずに派遣でお仕事を請けて
自由に暮らすほうがいいっていう人もいるだろう。
もちろん、そういう人はそれでイイと思う。
それで充実していて、満たされているのであれば
それ以上の事は無い。
でも僕みたいに考える人達にとっては
この現実はあまりにも酷だと思える。
実際、そういう境遇の人も少なからずいるだろう。
僕がこんな事を書こうと書くまいと、
今日もあちこちで色んなお仕事が動いていて、
そこで働く人たちが現実に存在している。
世の中って、色々面白くもあり
色々難しくもあるものだ。
いずれにせよ、昨日の結論としては
「キツかった」「こりゃ大変だ」で終わった。
次はどんなお仕事を紹介して頂けるかな。
