人生の分岐点で考えることブログ

業績不振→退職勧奨→転職という道を歩いたアラフォー男のブログです。

会社が倒産!? アラフォー男の転職事情 ~その①~

【そういう知らせは突然なのだ】

 

まだ夏も盛りの2015年7月中旬。

 

「青天の霹靂」

 

または

 

「寝耳に水」

 

とはこのことか。

 

 

資金繰りがヤバい。次の働き口を探してほしい。」

 

代表の口から出た、衝撃の告白から早3ヶ月。

結果的に、無職となる事が決定した。

 

現在進行形で続いているこの話を、

脚色無しで綴っていこうと思う。

 

 

現況は、結構大変ではある。

でも、不思議と悲観的な気分にならない。

 

 

全ての事には意味がある。

 

そう考えると、今回の出来事も

なんだか納得してしまえる自分が居る。

 

現実は「もれなく」厳しいんだけど、

どこか空の上から自分を観ているような感覚。

 

そんな日々を送っている、アラフォー男のブログです。

 

 

僕自身、身近にあまり相談できる人が居ない分、

ここで思っている事を吐きだして行こうと思う。

 

お付き合い頂けると嬉しいです。

 

 

 

【ん?いつもと違う雰囲気・・・】

 

その日は突然やってくる。

 

朝、いつも通り事務所へ。

 

何かがおかしい。

 

玄関が施錠されていない。

中へ入ると、セキュリティもセットされていない。

クーラーはついたまま(だから妙に涼しい)。

 

うーん、クーラーの消し忘れは時々あるけど、

施錠されていないなんて、これまで無かったぞ・・・

 

中を荒らされた形跡もない。

 

とりあえず、社員全員にメールを送ってみた。

が、まともな回答は無し。

 

・・・また誰か徹夜したか??

 

しかしながら不用心この上ない。

 

まったくどーしようもねーな・・・・

 

そんな事を思いながら、クライアントとの打ち合わせに出かけた。

 

もちろん、クーラーは切ってセキュリティもセットして。

鍵もバッチリ施錠した。

 

この後、衝撃の通告が為される事など微塵も知らずに。

 

 

 

【っていうかお前誰だ?】

 

中身に行く前に簡単に自己紹介。

 

現在、40歳を少し前にした会社員(もうすぐ無職)。

家族は嫁さんと息子が1人。

 

大卒後、某業界最大手企業に入社。

3年勤務したのち、思うところあって設立4年目のベンチャーへ転職。

約10年勤務したのち、これまた諸々事情があり、

従業員10名足らずの零細企業へと籍を移す。

 

 

大卒後通算15年ほどの社会人人生は、

決して楽ではないけれど、概ね良好に進んできた(つもり)。

 

1社目では

「東京本社に行かない?」と、

3年目で声をかけられ、それに対する返事が

 

「辞めます」

 

と言う何とも信じがたい言葉。

あの時の総務課長の顔は今でも忘れられない。

 

そして、この意思表示は直属の上司にも行っておらず、

いきなり総務課長へ伝えるという。。。

今思えば傍若無人にもホドがある。

 

 

そんなこんなで2社目へと進む。

この会社、見方によっては巷でよくいう

 

ブラック企業

 

だった。

 

社畜」。えぇ、まっしぐらでしたね。

 

1年目は恐らく年間50日も休んでいない。

朝は8時に出社して、家に帰るのは毎日3時頃。

 

こんな生活が約2年続いた。

 

3年目に付き合っていた彼女と結婚。

無論今の嫁だけど、結婚しても全く変わらない生活で、

日曜日に元気よく「仕事行ってくる!」と玄関へ向かった時、

 

「・・・ねぇ、もう2ヶ月休んでないよ??」

と彼女が悲壮感タップリの顔で呟いた。

 

そんなことにも全く気付いていない自分が居た。

 

でも、この会社が一番長く続いたから、

まぁ「社畜」だったんだのかもしれない。

結果出せば稼げたし、結婚も出来たし子供も生まれたし。

お客さんや協力会社さんとの関係も良好。

「あんただから任せるよ」なんてセリフも頂けるようになったし、

社内のポジションも上がっていく一方だった。

頑張らない理由が無かった。

 

しかし、ちょっとしたキッカケで事態は動く。

 

今の会社(もうすぐ終わるけど)に転籍。

 

今思えば、ここから既に衰退の道は始まっていた。

 

 

長くなってきたので、続きは次の記事で書こうと思う。