転職活動実録録 【其の五 出た！The圧迫面接！？】

 【演技にしてはウマすぎる】

書いていて気づいたけど、

何だかんだで5社も面接に呼ばれたなんて

もはや奇跡だわww

そんな訳でこの5社目。

会社勤めの社会人なら誰でも知ってて、

全国に90近い拠点があり、創業100年を越える

超老舗の手堅い、ホンットに手堅い企業さん。

ここまで書けば判る人には判るでしょう。

面接は、多分だけど人事担当の部長クラスの方と

恐らくだけど拠点長と思しき2名にて実施された。

書面審査をパスしたのちの面接だけど、

エリアの都合上、一次面接兼最終面接とのことだった。

････怖い。

･････怖すぎる。

私の正面に鎮座まします多分人事の方は、

ただひたすら、矢継ぎ早に質問攻勢なんだけど、

こちらが何をしゃべっても････

「能面」

一方で、その「能面」部長の隣にふんぞり返って座る方。

街中なら「何をそんなに因縁つけてんの？」と

胸ぐらをつかみたくなるくらいの雰囲気で

コチラを凝視。

視線をそらしたかと思えば、

事前資料をめんどくさそーに

アゴを突き出して読んでいる。

これがいわゆる圧迫面接ってやつ？

色んな事が頭をよぎった。

実は、サイバー空間上では

従業員、元従業員の評価があまり宜しくないこちらの企業様。

ホントかな？

ねぇ、これホント？？

と思いながら読んだ上でのこの面接。

･･････あのサイバー空間上のお話の数々はどうやらホントかも。。

そう思わざるを得ない空気。

ねぇ、コレ演技？

事前にお互いの役割とか打ち合わせした？？

あるいは、これが素なの？？？？

演技にしてはウマすぎる。

百戦錬磨の超玄人の前に放り出された

無垢で純真なウサギちゃんみたいな状態の僕。

･････いやいや、そんな事ないでしょ。

ホンットにいろんな事が頭をよぎった。

なので、聞かれた事に対しても

あまりうまく答えられなかった。

【伏線はあったのだ】

コチラの企業さん、求人サイトから応募したら、

自社特設の採用サイトに誘導され、

氏名・住所・生年月日の類から

経歴・志望動機など、求人サイトであらかじめ作った

それらの資料は何だったのかと思うくらいの

事前手続きと書面の提出を要求された。

Web適性検査も受診し、

結果が出るまでお待ちください、とのことだった。

何だこの警戒感････

なんだか凄く詮索されているような感じ。

この時点では、上記のような変な感じもありつつ、

やっぱりこの会社スゲーなぁなんて、

何だか思考停止状態になる状況がそこにはあった。

今思えば、この時点ですでに事前の情報戦は始まっていたのだ。 

そして凄く気になったのは

転職サービスのエージェントから

信じられないくらいのマメさで連絡が来ること。

特設サイトへの申し込み方法

面接日時などのスケジュール確認

書類選考を通過したのち、

対面での面接に入る前に、実は小論文的なものを書く

筆記試験なるものがあるのだが、

この問題の出題傾向、事前対策についてなどなど。

特に、この面接対策のレクチャーについては

電話で30分以上も懇切丁寧に説明があったから

驚き以外の何物でもない。

「････なんかあるなコレ。」

採用に至った際のギャラが良いのか？

ロクでもない人材を紹介すると

あとでこっぴどく叱られるのか？？

いずれにしても、通常の範囲を超えていて

「あなたたち、裏で何かあるでしょう？」

と勘繰ってしまうほどの手厚いサポート。

････オカシイ。

まぁサポートはありがたいけど、

俄かには受け入れがたいほどのマメさ。

面接が終わった後も、転職サービス会社から

計ったように「面接の感想」を聞く特設ページのURL付メールが届く。

早速回答したらその数時間後、

担当してくれているエージェントから電話が入る。

色々聞かれた。

面接はどうだった？

担当者はどんな感じだった？

何人で面接した？

筆記試験どうだった？

この会社に行きたいと思う？？

なんだこりゃ？？？？

もはや訳が判らない。

誰の為の面接なのか、面接の目的が何なのか、

もう色んな事で頭がいっぱいになって、

疲れ果てて帰路についた。

【結果は一週間以内に連絡･･･】

もう、あれから一週間以上経ちましたけど･･･

連絡来てないですよ！

あのエラそうにふんぞり返ってめんどくさそうにしてた方。

あなたが言った言葉、既にウソになってますけど････

エラそうにしてる割には大したことねーじゃねぇか。

お前は一体何者だ････？

財務状況、社会的信用、業務特性。

どれをとっても唯一無比の存在であり、

こちらとしては申し分ありません。

でも、あの面接の雰囲気が

演技でも何でもなく、普段着のままの状態だとしたら･･･

とてもじゃないけど行く気がしない。

何が楽しくて仕事しているの？

この会社に入った先の未来は、

あなた方のように感情がない

無味乾燥状態の肉の塊になるしかないの？

沢山稼いでキャリアアップが実現できたとしても、

あの独特の雰囲気の中でしか通用しない肩書には

大した魅力も感じない。

でも、ここしかなかったら、ここに行くしかないの？

どうもスッキリしないのである。

お約束の期限を過ぎてもお返事が来てませんが、

さて、結果どうなんでしょうね？

 あぁ、どちらに転んでも気が重い。