人生の分岐点で考えることブログ

業績不振→退職勧奨→転職という道を歩いたアラフォー男のブログです。

転職活動実践録【其の四 おっとこの方人事ですか?】

続いて四社目の面接へ挑む。

 

 

地場で約60年続く、中小企業クラスだけど

なかなかの会社さん。

 

「企業30年説」っていうでしょ?

 

1983年、日経ビジネスが企業の資産総額を基に唱えた説だとか。

 

2004年にも、日経NEEDSが

「会社の寿命30年説」を検証し、

 

「本当に生きが良いのは最初の10年」

 

「元気な優良企業で居られるのは30年まで」という

検証結果を発表しているそうで。

 

 

どちらも古い検証だけど、いまだに通説として生きてますよね。

 

 

60年って、すごーい・・・

 

だって、企業が永続する条件って、

その市場で評価されているか否かという根本的な理由と、

人も環境も変わる中、常にサービスの維持向上に努めてきてこそな訳で。

 

 

凄すぎます。

 

 

とにもかくにもこうして書類選考を通過したので

ありがたく訪問しました。

 

 

【シツレーシマース!押忍!】

 

この企業さんは運送会社。

運送業といっても、とあるジャンルに特化した

独自色の強い企業さん。

 

港湾エリアの埋め立て地にその事務所はあり、

面接への道すがら、

「うわー通勤大変そう・・・」

「台風の時とか無事に辿り着くんだろうか・・」などといった

一抹の不安を感じつつお邪魔した。

 

受付にはパートのおばちゃん的女性がヒョコと現れた。

 

面接へお邪魔した旨申し出ると

 

「アラフォー男さま、お待ちしておりました」

 

ウッホースゲー!!(笑)

すごくちゃんとしてるぅ~~!

 

応接室へ通され待つ事5分程度。

 

 

「失礼します!」

 

と現れたのは40代前半、もしくは30代後半くらいの

やや日焼けした、肌の綺麗なナイスミドル。

 

「・・・・・・ッス!」

 

 

ん?

 

名乗られたようだけど全く判らん・・・・(汗)

 

眉間には深ーいシワ。

 

眉毛はゴルゴ13バリに太い。

 

声はドスが効いている。

 

髪型は・・・そのままEXILEに加入できそうな

ツーブロックを中央に寄せたリーゼント風。

決してヤ○キーじゃないけど、オサレヤ○キー風、とでも表現しておこう。

 

・・・・怖い(汗汗汗)

 

なんだこの迫力。

なんでそんなに威圧的・・・

 

 

しかしながら話すと笑顔が素敵。

 

すごくざっくばらんに話をしてくれる。

 

「ところでお酒飲める?」

 

と聞かれ、

 

「えぇ。接待くらいは朝飯前です」

 

と、多少言い過ぎかもしれないくらいの事を言いつつ、

もはやレバ刺しでは提供できない自分の肝臓に想いを馳せ、

感謝したり恨めしく思ったり。

 

「よかったー俺全く呑めなくて(満面笑み)」

 

 

は?

 

そのいでたちで呑めない??(失礼)

 

どうやら経営幹部か人事担当か、

いずれにせよ役職に就いていらっしゃる風だが

呑めないとは大変でしょう・・・・と

どーでもいい心配をしながら聞いてみた。

 

「うん。まぁ一応呑みの席には顔を出すけど、

この業界、酒に関してはみんな猛者ばかりでしょ?」

 

 

はい、よーく判ります。

少なくとも、自分の周りの運送会社勤務の方で

呑めない方はほぼ皆無。

吞み会も、幕が下りた後もひたすら飲み続ける凄い人しか知りません(笑)

 

 

話は凄く和やかに、

明るく終わったけれど、希望条件と先方の想定額に

多大な開きがある事も判り・・・・(事前に調べとけって話だが)

 

ないだろなぁ~

 

この門をくぐる日は二度と来ないだろうなぁと

後ろ髪引かれる思いで事務所を後にした。

 

個人的な経験として、

運送業界に居る人って、言葉がきつかったり

ツッケンドンな態度の人が多いけど、

みんな話すとすごく楽しくて、人が良いケースがほとんど。

 

今回もやっぱりそうだった。

 

業界的には大変なところに属してしまうけど、

やっぱりあの業界の人たちは好きだなぁ~~

 

いいな~働いてみたいなぁ~と思いつつ、

条件が・・・・条件か・・・(- -;)

 

俺が我慢すりゃイイだけなんだろうけど・・・・

 

そんな感じでかなり複雑な感情を抱きつつ

モヤモヤした感じで終わってしまった。

 

嗚呼、まだまだ続くぜ転職活動。